Webサイトを安全に運営していくためには強固なセキュリティが重要です。GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンにWebサイトがアップロードされると、世界中の人々から閲覧が可能な状況になります。
不特定多数の人がアクセスできるということは、同時にサイバー攻撃の危険にさらされるリスクがあります。サイバー攻撃のなかでもWebサイト改ざんは、管理者側がコンテンツやソースなどをこまめに確認していないと気づきにくいので注意が必要です。
この記事では、Webサイト改ざんの基礎知識や具体的な手口、被害の事例や効果的な5つの対策などについて解説していきます。
Contents
そもそもどのようにWebサイト改ざんは行われるのか
Webサイト改ざんとは、管理者以外の他人が勝手にWebサイトを不正操作してコンテンツの内容を書き換えたり、削除したりする改ざん作業のことです。
Webサイトを構築するために普及しているCMSにWordPressがあります。WordPressでは定期的にマイナーアップデート、メジャーアップデートが実施されておりセキュリティ強化に努めています。しかしそれ以上にネット犯罪者や悪意のある者からのサイバー攻撃の手口は巧妙になってきているので、被害を防ぐのは簡単ではありません。
ネット犯罪者や悪意のある者からWebサイトが改ざんされると、訪問ユーザーや顧客に迷惑をかけるだけでなく、運営者や企業ブランドの信用を失うなど被害状況は様々です。Webサイトのコンテンツやデザインなどが改ざんされる場合もありますし、不正なコードやURLを埋め込まれるケースも起こっています。
企業がWebサイト改ざん被害に遭い、顧客の個人情報やクレジットカード情報が流出したり、第三者の不正操作によって偽サイトにユーザーを誘導するなどのトラブルが起きています。Webサイトの管理者だけではなく、訪問ユーザーや企業の取引先、顧客などに対しても改ざんによる実害が及ぶ可能性があるため厄介なのです。
Webサイト改ざんの具体的な手口

Webサイト改ざんの被害に遭うと、一時的にWebサイトを閉鎖して原因究明や復旧作業を行わなければいけません。企業の場合は顧客へ被害が及ぶことも考えられますし、状況説明などの対応に追われます。
Webサイトの運営を休止している期間が長くなればなるほど、機会損失が大きくなってしまうでしょう。サイバー攻撃の被害に遭わないためには、第三者がどのような手口でWebサイト改ざんを行うのか把握しておくことが大切です。ネット犯罪者や悪意のある者が行う、Webサイト改ざんの具体的な手口は以下のようなものがあります。
ユーザーアカウントの乗っ取り
ネット犯罪者や悪意のある者がWebサイト改ざんを行う手口として、良くあるケースが「管理者のユーザーアカウントを乗っ取ってから改ざん攻撃を行う」方法です。
例えば、WordPressを使用してWebサイトを構築しているのであれば管理画面にログインするために管理者IDやパスワードが必要です。単純なパスワードを使用していたり、パスワード情報が漏れていたりすると第三者は簡単に不正アクセスをできてしまうのです。
脆弱性を狙った攻撃
Webサイト改ざんの具体的な手口として、WordPressやサーバーの脆弱性を狙った攻撃があります。ネット犯罪者や悪意のある者が脆弱性を狙った代表的な攻撃は、以下のようなものがあります。
クロスサイト・スクリプティング
HTMLやJavaScriptなどのソースコードを不正に改ざんする手口が「クロスサイト・スクリプティング」です。Webサイトを訪問したユーザーに、不正なURLをクリックさせることで全く関係のないページを表示して、フェイクニュースを見せたり関連性のない内容を表示したりなどです。
クロスサイト・リクエストフォージェリ
Webアプリケーションの脆弱性の一つを狙った攻撃が「クロスサイト・リクエストフォージェリ」です。Webサイトにアクセスしたユーザーに対して、不正なURLをクリックさせて第三者がユーザーになりすまします。その後、第三者によってユーザーの意図しない形での情報処理や不正操作をされてしまう恐れがあります。
SQLインジェクション
SQLはデータベースを操作するための言語で、Webアプリケーションの脆弱性を狙い外部からデータベースを遠隔操作する攻撃が「SQLインジェクション」です。ネット犯罪者や悪意のある者からデータベースを不正操作されると、システムが誤作動を引き起こしたりマルウェアを埋め込まれたり、データの改ざんなどが行われる恐れがあります。
サーバーやCMSなどの脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃
基本的にサーバーやWordPressなどのCMSでは、定期的にバージョンアップを行いセキュリティを強化しています。しかしながら、プログラム更新から時間が経過すると、脆弱性のリスクが高まるので100%安全ではありません。サーバーやCMSなどの脆弱性を狙った手口を「ゼロデイ攻撃」と言います。
Webサイト改ざんに効果的な5つの対策を解説
Webサイト改ざんに効果的な5つの対策を解説していきます。
- セキュリティソフトを導入する
- セキュリティプラグインを導入する
- アクセスログの取得・監視をする
- サーバー・デバイス・OSなどを最新版にする
- IDやパスワードを厳重に管理する
セキュリティソフトを導入する
Webサイトを第三者による悪質な改ざんの被害から守るためには、セキュリティ対策が重要です。セキュリティソフトを導入することで、不正アクセスやコンピューターウイルスに感染するリスクを抑えられます。
セキュリティプラグインを導入する
例えばWordPressでは、セキュリティプラグインを導入して様々なセキュリティ対策が可能です。セキュリティプラグインを使用してWordPressのログイン情報に二段階認証や画像認証を用いるなど、管理画面にログインする手順を複雑化して、Webサイト改ざんの被害を受けにくくできます。
アクセスログの取得・監視をする
Webサイト改ざんの被害を防止する効果的な対策が、訪問ユーザーのアクセスログの取得・監視です。GoogleであればGoogle Analyticsを用いて、不正アクセスやマルウェア攻撃などをされていないか定期的に確認します。不審な点があれば外部からのアクセス制限を行ったり、ブロックしたりして被害を防ぎます。
サーバー・デバイス・OSなどを最新版にする
第三者からWebサイトへの不正アクセスは、サーバー・デバイス・OSなどの脆弱性を狙った攻撃が多いです。改ざんの被害に遭わないためには、サーバー・デバイス・OSなどを最新版への更新が大切です。
IDやパスワードを厳重に管理する
ネット犯罪者や悪意のある者から、管理者のユーザーアカウントを乗っ取られないためにIDやパスワードを厳重に管理することが大切です。IDやパスワードを、同じ文字列ばかり使い回さないようにしたり複雑にしたりします。
まとめ

Webサイトを狙ったサイバー攻撃の種類は色々ありますが、なかでも悪質なものがWebサイト改ざんです。ネット犯罪者や悪意のある者の攻撃対象は、基本的に不特定多数のWebサイトが多く、明確な目的が無いというケースが目立ちます。サイバー攻撃の被害を最小限に抑えるためには、厳重なセキュリティ対策を行うことが大切です。