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2024/3/12WordPressプラグインは更新するべきか?作業前の7つの注意点を解説

世界中の人々から利用され続けているWordPressは無料のCMSです。誰でも手軽に利用することができるためユーザー数が多いのですが、セキュリティの甘さや脆弱性を狙いネット犯罪者や悪意のある者から無差別に攻撃されやすい一面を持っています。

WordPressは定期的にメジャーアップデート・マイナアップデートを実施しており、ユーザーに便利な機能の実装やセキュリティ強化などに努めています。それに伴い使用するプラグインも定期的な更新が必要になるのですが、怠ってしまうとWordPressに悪影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。

この記事では、WordPressプラグインの更新の必要性や、自動更新に関してと作業前の5つの注意点などについて解説していきます。

WordPressプラグインの導入目的

WordPress本体をダウンロードするだけですぐに運用できますが、それだけでは常にセキュリティ面の不安がつきまといますし効率的とは言えません。そのため、プラグインを導入することによってユーザーの利便性の向上や、セキュリティ強化などの目的があります。

 WordPressプラグインは、利用者が多い有名なものから利用者が少ないマイナーなものまで色々な種類があります。ただプラグインを導入すれば良いというものでもなく、今必要なのかや安全性などを見極めながら利用することが大切です。

WordPressのアップデートは2段階

そもそものWordPressのアップデートは大きく分けて、メジャーアップデートとマイナーアップデートの2段階があります。プラグインについて理解する前に、WordPressのアップデートについても理解していただく必要があるので、先にWordPressのアップデートについてお話しします。

メジャーアップデート

メジャーアップデートは、WordPressの新しいバージョンがリリースされる際に行われます。アップデートの内容は新機能の追加、ユーザーインターフェースの変更、セキュリティ強化などです。

メジャーアップデートは、サイトの機能やデザインに影響を与える可能性があるため、実行前に十分な準備とテストを行うことが重要となります。具体的には、すべてのプラグインとテーマが新しいバージョンと互換性があるかを確認し、サイトの完全なバックアップを取っておきましょう。

また、可能であればあらかじめテスト環境でテストを行い、本番環境への影響を最小限に抑えることが大切です。

マイナーアップデート

マイナーアップデートは、セキュリティ修正やバグ修正、機能改善など、より限定的な変更を行うためのアップデートです。これらのアップデートは、サイトの安全性を保つために重要であり、基本的に自動的に実施されます。

マイナーアップデートはメジャーアップデートに比べるとリスクが低いとされていますが、いずれにしても更新前にバックアップを取るのが良いでしょう。特に、特定のプラグインを使用しているサイトでは、微細な変更でも意図しない問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。

WordPressを最新の状態に保つことは、サイトのパフォーマンスを向上させ、セキュリティリスクを減らす上で重要です。メジャーアップデートとマイナーアップデートの違いを理解し、適切な準備を行うことで、サイトを安全かつ効率的に管理することができます。

プラグインアップデート方法は2種類

WordPressのアップデートには2段階あると解説しましたが、アップデートの方法も自動更新と手動更新の2つがあります。プラグインのアップデートも同様です。

自動更新

WordPressの自動更新機能は、主にセキュリティ上の脆弱性を修正するためのマイナーアップデートや、プラグインおよびテーマの安定した動作を保証するための小規模な修正が対象です。WordPressの設定によっては、サイト管理者の介入なしにバックグラウンドで実行されます。

自動更新を有効にすることで、緊急性の高いセキュリティ対策を迅速に適用し、サイトを安全に保つことができます。しかし、サイトによっては特定のプラグインやテーマとの互換性問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

そのため、自動更新を有効にする場合は、定期的にサイトのバックアップを取り、更新後にサイトが正常に機能しているかを確認することをおすすめします。

手動更新

一方で、手動更新はサイト管理者が直接介入して行うアップデートです。WordPressのコア、プラグイン、テーマのメジャーアップデートなどが該当します。

メジャーアップデートでは、新機能の追加や、既存機能の改善、そして時には旧機能の廃止など、サイトの動作に大きな変更を加えることがあるため、手動更新となります。

手動更新には時間と労力を要しますが、サイトを最新の状態に保ち、パフォーマンスを高めるためには必要不可欠な作業です。予期せぬ問題を避けるために、サイトの互換性を確保するなど、事前の準備を十分に行った上でアップデートを進めていきましょう。

プラグインアップデートの自動更新と手動更新を切り替える方法

WordPressサイトの運用では、アップデートの管理方法を適切に選択することが、サイトの安全性と性能を維持向上する上で極めて重要です。ここでは、自動更新と手動更新を切り替える方法について解説します。

自動更新の設定方法

WordPressの管理画面では、特定のプラグインやテーマの自動更新を個別に有効または無効にすることができます。

WordPress5.5のバージョン以降では、WordPressプラグインの自動更新が行なえます。管理画面の「プラグイン」→「導入済みのプラグインの一覧表示」→「自動更新を有効化」をクリックで実施できるので、自動化したいプラグインを選択し実行してください。

WordPressを扱う頻度が少ない人や初心者におすすめの更新方法です。注意点として、WordPress本体が5.4以前ですと正常に作動せず不具合やトラブルが起きる恐れがあります。必ずWordPress本体を最新バージョンに更新してから、プラグインの自動更新を実施しましょう。

自動更新をより細かく制御したい場合は、専用のプラグインを使用する方法もあります。自動更新を設定する機能や、特定のプラグインやテーマのみ自動更新を行う設定ができるプラグインが存在するので、それらを活用するのも良いでしょう。

手動更新への切り替え

自動更新ではカバーできない大規模なアップデートや、特定のテストを経てから適用したい場合は、手動更新が適しています。手動更新は以下の手順で行いましょう。

  1. 更新が利用可能になると、WordPressダッシュボードに通知が表示されます。ダッシュボードの「更新」セクションに移動して、利用可能なアップデートを確認しましょう。
  2. 更新を開始する前に、サイトとデータベースの完全なバックアップを取りましょう。これにより、問題が発生した場合に元の状態に戻すことができます。
  3. バックアップを取った後、ダッシュボードからWordPressのコア、プラグイン、テーマの更新を手動で実行できます。「更新」セクションに表示される指示に従って、更新プロセスを完了させてください。

このようにプラグインに合わせて自動更新・手動更新を切り替えましょう。

WordPressプラグインの更新が必要とされている理由

WordPressプラグインの更新の必要性に関して具体的には、以下のようなものがあります。 

  • セキュリティを強化するため
  • WordPressのコアアップデートに対応するため
  • 新機能を実装するため
  • エラーやバグを改善するため

セキュリティを強化するため

プラグインの更新は、新機能の追加やバグ修正だけでなく、サイトのセキュリティを強化し、最適なパフォーマンスを維持するために必要不可欠です。

Web上には常に新しい脅威が出現しており、古いソフトウェアは格好の標的となります。そのため、サイトを保護するためにも、最新の状態への更新が重要です。

プラグインのセキュリティ更新には、主に次のようなものが含まれます。

  • SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、特定の攻撃から保護するための修正
  • 不正アクセスやデータ漏洩を防ぐための認証機能の強化
  • その他、セキュリティを脅かす可能性のあるバグの修正

プラグインを最新の状態に保つことで、これらのセキュリティ強化を適用し、サイトを安全に保つことができます。

WordPressのコアアップデートに対応するため

アップデートはプラグインだけではなく、WordPress本体も定期的に実施されています。WordPress本体の特に重要なものが「コアアップデート」です。そのため、WordPress本体はコアアップデートしているけれど、プラグインは更新しないまま放置していると互換性が損なわれてプラグインが正常に動作しない場合があるのです。

コアアップデートの実施後にプラグインのアップデートが行われることが多いので、WordPressのコアアップデートに対応して、互換性を確保するための更新が必要になります。

新機能を実装するため

WordPressプラグインを更新する必要性として、新機能を実装する目的があります。最新バージョンのプラグインを使用することで、ユーザーの利便性が向上しWebサイト運営をより便利に行えるようになります。多くのプラグインは、定期的に改良されており時には新機能が追加される場合がありますが、更新しなければせっかくの新機能を使うことができません。

エラーやバグを改善するため

古いプラグインを使用し続けていると、エラーやバグが発生する頻度が多くなりがちです。WordPress本体だけアップデートをして、プラグインを全く更新しないままでも互換性が損なわれてエラーやバグが発生する恐れがあります。プラグインの開発者側は、定期的にプログラムを見直してエラーやバグが出ないように、試行錯誤し改善に努めているので最新バージョンに更新することが大切です。

WordPressプラグインは更新後でも旧バージョンに戻せる場合も 

慎重にWordPressプラグインの更新を実施しても、思わぬ不具合やトラブルが起きてしまう場合があります。原因や解決策がわからない場合は、プラグインの更新後でも旧バージョンに戻せる可能性があるので試してみるのも良いでしょう。

WordPressの管理画面の「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」の一覧から、旧バージョンに戻したいものを選定して「詳細を表示」をクリックします。

するとベージの最下部に過去バージョンのダウンロードリンクが表示されます。プルダウンでプラグインのバージョンを選択し、ダウンロードを実施すると旧バージョンのプラグインを入手完了です。

WordPressプラグインを自動更新するデメリットはある?

WordPressプラグインの自動更新は、セキュリティを確保し、最新の機能を利用する上で非常に便利です。しかし、自動更新にはいくつかのデメリットも存在し、サイトの運用に影響を及ぼす可能性があります。

以下の5点は、WordPressプラグインを自動更新する上でのデメリットとなるので、事前に注意が必要です。

互換性の問題

プラグインはそれぞれ独立して開発されているため、新しいバージョンがリリースされたときに、サイトの他の部分と完全に互換性があるとは限りません。

特に、カスタムテーマや特定のプラグインにカスタマイズを加えている場合、更新後にプラグインが従来のように動作しなくなることがあります。その結果、サイトのレイアウトが崩れる、特定の機能が動作しなくなる、あるいは最悪の場合はサイトが全く表示されなくなる可能性があります。

プラグインを更新する際には、サイトの他の部分との互換性を確認し、必要に応じてテスト環境でアップデートを試した上で本番環境に適応するのが良いでしょう。

不具合やエラーのリスクがある

プラグインの開発者が新しいバージョンをリリースする際、必ずしも十分なテストが行われているとは限らず、特定の環境下でのみ発生するバグが存在する場合があります。そのため、新たな不具合やエラーを引き起こすリスクを孕みます。

また、プラグインが更新されると、その変更が他のプラグインやWordPressのコア機能と予期せぬ形で相互作用することがあり、これがサイトにエラーを引き起こすことも珍しくありません。これらの問題は収益などに直接的な影響を及ぼす可能性があります。

こういったリスクに対しても、まずはテスト環境でのアップデートを実施することが有効です。また、プラグインの新しいバージョンの口コミや評価を確認するのもリスクを回避するために重要です。

カスタマイズが上書きされてしまう

プラグインやテーマのファイルを直接編集してカスタマイズを施している場合、新しいバージョンのプラグインがインストールされると、これらの変更が失われてしまうことがあります。これは、プラグインの更新プロセス中に既存のファイルが新しいものに置き換えられるためです。

カスタマイズを維持するためには、子テーマを使用するか、カスタムプラグインを作成するなどの対策を取る必要があります。これにより、更新時にカスタマイズが上書きされることなく、オリジナルの機能やデザインを保持できます。

Webサイトが一時的に利用できなくなるかもしれない

プラグインの自動更新中には、ファイルのアップロードやデータベースの更新など、さまざまなプロセスがバックグラウンドで実行されます。通常、数秒から数分で完了しますが、更新中にサイトが一時的に利用できなくなることがあります。

特に、大規模なアップデートや多数のプラグインを同時に更新する場合、サイトがメンテナンスモードになり、訪問者に対して一時的にアクセスが制限される可能性があるので注意しましょう。トラフィックの少ない時間帯に手動で更新を行うことで、このリスクを最小限に抑えることができます。

問題発生時の原因特定が困難

自動更新により導入された新しいバージョンのプラグインが原因でサイトに問題が生じた場合、原因の特定が難しくなることがあります。特に複数のプラグインが同時に自動更新されると、どのプラグインが問題の原因であるかを突き止めることが一層困難になります。

問題の特定と解決には、サイトの詳細なログの確認や、プラグインを一時的に無効にして原因を探るなどが有効です。

WordPressプラグインの更新作業前にしておきたい7つの注意点

WordPressプラグインの更新作業前の7つの注意点を解説していきます。

  1. WordPressのバックアップを作成する
  2. 更新情報を確認する
  3. テスト環境で更新する
  4. 口コミや評価を見てプラグインを更新する
  5. プラグインは一個ずつ更新する
  6. プラグインは必要な機能を絞り導入しすぎない
  7. メンテナンスモードを設定する

1.WordPressのバックアップを作成する

WordPress本体とプラグインを守るために、定期的にWordPressのバックアップを作成することが大切です。バックアップを作成していれば、プラグインを更新した後にトラブルが起きても安全に復旧できます。プラグインの更新後にトラブルが起きやすいので、バックアップのタイミングは更新作業前に行うことがベストです。

2.更新情報を確認する

プラグインの更新を行う前に、必ず更新情報を確認してください。

ほとんどのプラグインでは、更新ログや変更履歴が開示されており、どのような変更が加えられたのか、どんな新機能が追加されたのか、またはどんなセキュリティ問題が修正されたのかが記載されています。

これらの情報は、更新が現在のサイト環境や他のプラグインとの互換性を持つかどうかを判断するのに重要です。また、特定の機能に大きな変更がある場合は、その影響を事前に把握し、適切な準備をすることができます。

更新情報は、プラグインの公式サイトやWordPressのプラグインディレクトリ、開発者のブログなどで確認可能です。

3.テスト環境で更新する

一定の労力や時間を要しますが、可能な限りプラグインを本番環境で直接更新する前に、まずはテスト環境で更新を行うのが良いでしょう。テスト環境では、実際のWebサイトのクローンを用いて更新を試行し、新しいバージョンのプラグインが現在のWebサイトの設定や他のプラグイン、テーマと正しく動作するかを確認できます。

これにより、本番環境でのアップデートによって予期せぬ問題が発生するリスクを大幅に低減できます。

4.口コミや評価を見てプラグインを更新する

WordPressプラグインのインストールは自己責任で行わなければなりません。マイナーなプラグインや古いものは、ウイルスが含まれていることもあるので注意が必要です。最新の更新時期や、口コミ・評価などを見た上で安全だと判断できるプラグインに限り更新するようにしましょう。

5.プラグインは一個ずつ更新する

WordPressプラグインは、複数個を一括で更新することも可能ですが万が一不具合が発生した場合、どのプラグインが原因なのか特定しにくくなるので、一個ずつ更新するのが良いでしょう。

また、プラグインの開発者は様々なエンジニアがそれぞれ自由に作っているので、プラグイン同士の相性まで入念に考慮されていません。そのため、ダウンロードして有効化したプラグイン同士が干渉を起こして不具合が発生する恐れもあるので、一個ずつ更新するのがベストです。

6.プラグインは必要な機能を絞り導入しすぎない

WordPressプラグインは、たくさんの種類があるので初心者ほど不必要なものをいくつもダウンロードしがちです。プラグインを導入しすぎるとメンテナンスが大変になり、セキュリティの観点でも悪影響を及ぼす可能性があります。必要な機能に限ってダウンロードし、不必要なプラグインを導入しすぎないようにしましょう。

7.メンテナンスモードを設定する

メンテナンスモードは、更新作業中にサイトが一時的に訪問者からアクセス不可能になる状態を指します。このモードを設定する主な目的は、更新中に発生する可能性のあるエラーや不具合を訪問者に見せないようにすることです。また、サイトのデータが更新作業中に不正に変更されるリスクを減らします。

メンテナンスモードを設定することで、サイト管理者は訪問者に対して「現在メンテナンス中です。しばらくお待ちください」というようなメッセージを表示させることができます。これにより、更新作業が完了するまでの間、サイトの利用を一時的に停止することを理解してもらえます。

WordPressでは、プラグインの更新作業を開始すると自動的にメンテナンスモードが有効になる場合がありますが、高度な制御が必要な場合や任意のメンテナンスページを表示したい場合は、メンテナンスモードを管理するためのプラグインを使用するのもおすすめです。これらのプラグインは、メンテナンスページのデザインのカスタマイズ、訪問者への通知メールの自動送信、メンテナンスモードのスケジュール設定など、さまざまな機能を有しています。

WordPressを安全にアップデートする手順

WordPressをアップデートする際には、更新中に発生しうる諸問題からサイトを守り、万が一の際に迅速に元の状態に復元できるようにすることが重要です。

ここでは、WordPressを安全にアップデートする手順を解説していきます。リスクを最小限に押さえるためにも、ぜひ以下の手順の通りにアップデートを実行してみてください。

1. バックアップの作成

サイトの完全なバックアップを取ることは、アップデートに際して最も重要です。

具体的には、サイトのファイル(WordPressのコアファイル、プラグイン、テーマ、アップロードしたコンテンツなど)とデータベースの両方のアップデートを行いましょう。万が一アップデート中に問題が発生した場合、バックアップがあればサイトを迅速に以前の状態に復元することができます。

バックアップは、ホスティングプロバイダーが提供するツール、専用のバックアッププラグイン、または手動でのFTPダウンロードとデータベースエクスポートを組み合わせることで行うことができます。アップデートに関わらずバックアップ作業を定期的に行うことも大切ですが、特にアップデート前には必ず最新の状態をバックアップしておくことを徹底しましょう。

2. プラグインを停止する

アップデートプロセス中には、予期せぬ互換性の問題が発生する可能性があります。

例えば、プラグインが最新のWordPressバージョンにまだ対応していない場合、サイトの機能に影響を及ぼすかもしれません。このようなリスクを最小限に抑えるために、アップデート前にはすべてのプラグインを一時的に停止しましょう。

プラグインを停止することで、コアのWordPressファイルのみがアップデートプロセスに影響を及ぼし、プラグインに起因する可能性のあるエラーを回避できます。アップデート後、サイトが正常に機能することを確認したら、プラグインを1つずつ再び有効化し、各プラグインが新しいバージョンのWordPressと互換性があることを確認しましょう。

3. テスト環境でのアップデート

まずテスト環境でアップデートを行うことで、実際のサイトに影響を与えることなくWordPressのアップデートを試すことができます。

テスト環境でのアップデートでは、以下の点を確認してください。

  • 新しいWordPressバージョンと現在使用しているテーマやプラグインの互換性
  • アップデート後のウェブサイトの動作とパフォーマンス
  • 新機能が正しく動作するか、また既存の機能に影響がないか

問題が発見された場合は、公開サイトにアップデートを適用する前に解決しましょう。

4. プラグインとテーマの互換性の確認

互換性のないプラグインやテーマは、サイトの機能不全や表示の崩れを引き起こす可能性があるので、現在使用しているプラグインとテーマが新しいバージョンと互換性があるかを必ず確認しましょう。

通常、プラグインとテーマの開発者は、WordPressのメジャーアップデートに合わせて自製品も更新し、互換性情報を提供しています。この情報は、WordPressのプラグインディレクトリやテーマディレクトリ、開発者の公式サイトで確認できます。アップデート前には、これらの情報を確認し、必要に応じてプラグインやテーマを最新バージョンに更新することが重要です。

万が一、現在のテーマやいくつかのプラグインが最新のWordPressバージョンと互換性がない場合は、互換性のある代替品を探すか、開発者に問い合わせて今後のアップデート計画を確認する必要があります。

5. 実際の環境でのWordPressのアップデート

テスト環境でのアップデートが成功し、プラグインとテーマの互換性を確認した後は、実際の環境でWordPressをアップデートする段階に移ります。

WordPressのアップデートは、ダッシュボードから直接実行できます。ダッシュボードにアクセスし、指示に従ってアップデートを開始しましょう。アップデートが完了したら、サイトの各機能が正常に動作しているか、テーマの表示に問題がないかを再度確認してください。万が一問題が発生した場合でも、先に作成しておいたバックアップからサイトを復元することができます。

6. プラグインとテーマのアップデート

WordPressのコアアップデートが完了した後、次にプラグインとテーマのアップデートに移りましょう。

プラグインとテーマのアップデートも、WordPressダッシュボードから簡単に行えます。ダッシュボードの「プラグイン」または「テーマ」セクションに移動し、アップデートが必要な項目を見つけ、指示に従って更新を実施してください。アップデート後は、それぞれのプラグインやテーマが正しく機能するかを確認し、サイト全体が正常に動作しているかを再度チェックしましょう。

7. プラグインの有効化

WordPressおよびプラグインとテーマのアップデートが完了したら、一時的に停止していたプラグインを再度有効化します。プラグインを有効化するには、WordPressダッシュボードの「プラグイン」セクションに移動し、無効化されているプラグインを選択して「有効化」ボタンをクリックします。

プラグインを有効化した後は、各プラグインが正常に機能しているかを確認しましょう。具体的には、プラグインによって提供される機能やショートコードが期待通りに動作するか、サイトのフロントエンドおよびバックエンドでエラーが発生していないかをチェックしてください。問題が見つかった場合は、プラグインの設定を調整するか、開発者への問い合わせが必要となります。

8. サイトの機能テスト

全てのアップデート作業が完了し、プラグインが再度有効化された後は、サイトの機能テストを行ってください。このテストでは、ウェブサイトの全ページを訪問し、フォームの送信、画像や動画の表示、リンクの動作確認など、サイトの主要な機能が正常に動作しているかを確認しましょう。

また、モバイルデバイスや異なるブラウザでの表示を確認し、レスポンシブデザインが適切に機能しているかもテストします。特に、ユーザーのアクションに直接影響する機能(ショッピングカートの動作、ユーザー登録フォームなど)に問題が見つかった場合、ユーザーエクスペリエンスに関わるため早急に修正しましょう。

9. 不具合のチェック

最後に、サイト全体で不具合やエラーがないかを徹底的にチェックしましょう。具体的には、コンソールエラーの確認、ログファイルの監視、そしてユーザーからのフィードバックの収集などが必要となります。特に新しいWordPressバージョンやプラグインのアップデート後は、小さな不具合が予期せぬ形で現れることがあるので注意しましょう。

また、アップデートによってサイトの読み込み時間に影響が出ていないか、ユーザー体験に悪影響を与えるその他の問題が生じていないかの確認も重要です。必要に応じて、キャッシュのクリアやパフォーマンス最適化プラグインの調整を行うことで、これらの問題を解決できます。

まとめ

プラグインはWordPressを利用するユーザーの利便性を向上、セキュリティ強化などができ、非常に便利です。

しかしながら、バージョンアップをしないまま放置することでセキュリティが甘くなったり、セキュリティホールの発生に繋がったりする恐れがあるので、悪意のある者から狙われて攻撃されるリスクが高まります。そのため、更新の必要性を確認し、本記事で解説した注意点に気をつけながら、適宜アップデートを実施しましょう。