ECサイトを構築して自社の商品やサービスを、オンライン上で販売する企業が増えてきました。一般的に消費者側は、通販サイトやネットショップという呼び方が聞き馴染みがあるでしょう。
ECサイトはユーザーの個人情報や、クレジットカード情報などが登録されています。悪意のある第三者にとって、悪用や詐欺などに使える魅力的な情報になるため、サイバー攻撃の標的になりやすいです。サイバー攻撃の被害を防ぐためには、強固なセキュリティ対策が必要です。
この記事では、ECサイトが必須でやるべきセキュリティ対策や、WordPressを活用した効果的なリスク対策などについて解説していきます。
Contents
ECサイトのセキュリティ対策は義務化の方針
経済産業省からECサイトを運用する際は、脆弱性対策と本人認証の導入が求められています。現在はまだ必須ではありませんが、2024年度末を目標に義務化される見込みです。
Webサイトのセキュリティ対策は色々あります。ECサイトのセキュリティ対策に悩む企業も少なくないですが、脆弱性対策と本人認証は義務化になるため後々、必ず導入しなければなりません。
ECサイトに必須のセキュリティ対策
ECサイトで義務化されるセキュリティ対策をお伝えしてきましたが、それだけでは、セキュリティ強化の面において不十分です。プラスαを考えて、下記でお伝えするセキュリティ対策を行い、セキュリティを強固にしましょう。
ここでは、ECサイトに必須のセキュリティ対策を解説していきます。
- マルウェア対策ソフトウェアを導入する
- 不正ログイン対策をする
- クレジットカード決済システムを導入する
- ECサイト利用者の個人情報に対して安全管理措置を行う
- SSL/TLSで通信を暗号化する
1.マルウェア対策ソフトウェアを導入する
ECサイトの脆弱性を狙ってサイバー攻撃が行われます。悪意のある第三者やコンピュータウイルスからECサイトを守るために、マルウェア対策ソフトウェアやファイアウォールなどを導入します。脆弱性を狙われないように、OSやアプリ、セキュリティ対策用のソフトウェアなどを、定期的に最新版へアップデートすることが大切です。
2.不正ログイン対策をする
ECサイトを利用するユーザーは、登録時にメールアドレス、ID、パスワードなどを入力しています。悪意のある第三者の手に渡ると不正ログインされて、注文履歴・取引データ・個人情報等が漏えいする恐れがあります。
不正ログイン対策として、登録時のIDやパスワードを10桁以上にしたり、数字や記号、ローマ字の大文字と小文字などを組み合わせたりしましょう。ECサイトを利用するユーザーに、悪意のある第三者から見破られにくいID、パスワードを登録させることが大切です。
3.クレジットカード決済システムを導入する
ECサイトで商品やサービスを購入するユーザーの決済方法は様々です。決済方法のなかで、クレジットカード情報の取り扱いは特に注意が必要です。顧客の大切な個人情報を使って内部不正による漏えいや、第三者から悪用されないようにする必要があります。
自社で顧客の個人情報を取り扱うのではなく、クレジットカード決済システムを導入するのも効果的なセキュリティ対策です。決済代行業者を利用して、社内ネットワークでカード情報を保存・処理・通過を行わない、クレジットカード情報の非保持化をすることでセキュリティを強固にできます。
4.ECサイト利用者の個人情報に対して安全管理措置を行う
ECサイト利用者の個人情報が流出してしまうと、悪意のある第三者から悪用されて被害を受けるだけではなく、企業の社会的信用も失うことに繋がります。信用を築くのは時間がかかりますが崩れるのは一瞬です。
- 個人データの取扱規程の整備
- 個人データを保存するシステムの構築
- 機器及び電子媒体等の盗難防止
- 情報漏えいの防止
- システムや機器へのアクセス制御
- システムや機器への不正アクセス防止
ECサイトの運用で取り扱う個人情報に対して、上記の安全管理措置を行い強固なセキュリティの確保が大切です。
5.SSL/TLSで通信を暗号化する
ECサイトの安全性を高めるために、SSL/TLSで通信の暗号化は重要なセキュリティ対策です。SSL/TLSの利用により悪意のある第三者から個人情報や、決済情報などのハッキングを防止できます。
また、ECサイトの利用者から個人情報の窃取を目的とした、フィッシングサイトだと思われないようにすることも大切です。そのために、TLS/SSL証明書等を取得してECサイトの正当性を証明することで、ユーザーからの信用を獲得しやすくなるでしょう。
ECサイト構築はWordPressがおすすめ
ECサイトにアクセスしてきたユーザーに対して、商品やサービスを提供するだけでは成果獲得には繋がりにくいです。訪問ユーザーにとって、シンプルでわかりやすいデザインやコンテンツを公開すると、早期離脱を防ぎリード獲得に繋がります。ユーザーファーストを意識したECサイトを構築することで、ユーザーがアクションを起こして商品やサービスを購入しやすくなります。
顧客の信頼を得られるようになると、売上が上がりECサイトの存在意義の確立に繫がるでしょう。WordPressを使ったECサイト構築では、オンライン販売に必要な機能の実装や、外部連携可能なECシステムを手軽に導入できるのでおすすめです。セキュリティ系のプラグインを導入することで、強固なセキュリティの確保も可能です。また、WordPressを使用してECサイトを自社制作することで、コストを大幅に削減できるでしょう。
別記事「WordPressでECサイト構築ってどう?自社制作のメリットを解説」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
まとめ
ECサイトの利用はユーザーの個人情報や、クレジットカード情報などの入力が求められるため、情報漏えいしないように厳重な管理が必要です。セキュリティ対策は、企業生命や社会的信用にも関わる重要な問題と言えます。悪意のある第三者や、サイバー攻撃によってECサイトが致命的なダメージを負わないように、運用の初期段階からセキュリティ対策を行うことが大切です。
- マルウェア対策ソフトウェアを導入する
- 不正ログイン対策をする
- クレジットカード決済システムを導入する
- ECサイト利用者の個人情報に対して安全管理措置を行う
- SSL/TLSで通信を暗号化する
上記のセキュリティ対策を実施して、悪意のある第三者やサイバー攻撃の被害に遭わないように、安全性を高めてECサイトを運用していきましょう。