コーポレートサイトや、商品・サービスの販売を目的としたプロモーションサイトなど、企業が運用するホームページにも色々な種類があります。ホームページは、公開して放置すれば良いというものではありません。
自社ブランドの認知度を高めていきながら、安定的に長期間の事業継続をしていくためにも、自社ホームページの保守管理を行いながらの運用が欠かせないものになっています。もし、ホームページを公開して放置したまま保守運用を怠っていると、様々な不具合やトラブルが発生したり、訪問ユーザーや顧客の信用を損なったりする恐れがあるでしょう。
ただ、ホームページ制作会社からもらった見積もりで「保守管理」と記載されていても、実際の業務がイメージできず、本当に必要なのか?と疑問に思っている方もいるかと思います。
そこでこの記事では、ホームページ見積りによくある保守管理の基礎基本や、具体的な7つの業務内容、Webサイト運営の重要性などについて解説していきます。
Contents
ホームページの保守管理とは?
ホームページの保守管理は、ユーザーが安心して問題無く閲覧できる状態を維持していくことです。定期的なメンテナンスを実施することで、企業ブランドの維持だけでなく、PV数やCV数の向上も期待できます。ホームページに訪問したユーザーにとって、満足度が高いコンテンツの提供も大切ですが、安心安全にWebサイトの閲覧や利用できるようにしていくことが求められます。
ホームページの保守管理をリアル店舗で例えるならば、建築物がホームページで、建物内の設備が各紹介ページだと言えるでしょう。お客様へ安心安全を提供してお店に来てもらうために、設備に不具合が起きないようにや、建物内の安全を確保できるように定期的なメンテナンスを行うようなイメージです。
運用との違い
ホームページの保守管理がWebサイトで、不具合やトラブルが起きないよう定期的にメンテナンスや、セキュリティ対策を行うことに対して、運用業務はユーザビリティを高める作業です。
例えば、ホームページを長期的に運用しながらSEO対策を実施して、GoogleやYahoo! JAPANなどの大手検索エンジンで、上位表示を目指すことを多くの企業が実践しています。ユーザーの検索意図にマッチした情報提供をできるようにしたり、コンテンツの定期的な見直しをしたり、新たなコンテンツの提供などの作業が、ホームページの運用です。
保守管理が必要な理由
ホームページの保守管理を怠ってしまうと、サーバーやドメインの契約期限切れでWebサイトが表示できなくなります。ユーザーに対して最新の情報を提供できなくなると、問い合わせやクレームが来るかもしれません。
商品やサービスを購入しようとしたユーザーが、ホームページの不具合やトラブルによって買えなくなる恐れもあるでしょう。せっかくサイトを訪れたユーザーの機会損失につながり、企業利益にも関わります。
また、デジタル技術は日々進歩しているので、ホームページを閲覧するブラウザやデバイスを最新のものに対応するために、Webサイトの保守管理・運用は必要です。
ホームページの保守管理は自社で対応できる?

企業ホームページを公開した後は、継続的な保守管理・運用を行っていくことが求められるため、社内に専門的なノウハウやスキルをもった人材がいるならば対応も可能でしょう。しかしながら、ホームページの保守管理・運用の専任者をおいても、日常業務と兼務している状況なら仕事の負担がさらに大きくなってしまう恐れがあります。
専任者が退職する可能性もあるため、ある日突然、自社で対応できなくなるかもしれません。上記のようなリスクを考えると、お金はかかりますがホームページの保守管理・運用を専門会社に依頼するのが安心安全でおすすめです。
ホームページの保守管理の具体的な7つの業務内容を解説
ここまでで、企業ホームページの保守管理の基礎基本や必要な理由をお伝えしてきましたが、実際にどのような作業を行えば良いのか悩む方もいるでしょう。
この章では、ホームページの保守管理の具体的な7つの業務内容を解説していきます。
- ドメインやサーバーの更新
- SSL証明書の更新
- 不具合やトラブルの対応
- テキストの修正や画像の変更
- CMSやプラグインのバージョンアップ
- セキュリティ対策
- データやファイルの管理とバックアップ
1.ドメインやサーバーの更新
有料版のホームページを制作して継続的に公開するなら、ドメインやレンタルサーバーを契約して、定期的に更新費用を支払いながら更新作業が必要です。ドメインはインターネット上での住所にあたり「.co.jp」、「.org」、「.com」など色々な種類があります。
レンタルサーバーはデータの置き場所になります。「エックスサーバー」、「ロリポップ」、「さくらのレンタルサーバー」などがあり、倉庫やオフィスをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
ドメインやサーバー契約を維持更新することで、ホームページをインターネット上に掲載し続けられるのです。
2.SSL証明書の更新
ホームページのアドレスを「https=SSL化」にするSSL証明書を発行することで、Webサイトのセキュリティを強化できます。SSLはSecure Sockets Layerの略語で、オンライン上でデータを暗号化してやり取りする仕組みです。
企業がホームページ運営をしていくならば、訪問ユーザーや顧客のクレジットカード番号などの個人情報や、会社の機密情報を守る必要があるため、WebサイトをSSL化してその後も定期的な更新作業が必要になります。
3.不具合やトラブルの対応
ホームページを長期間運営していると、ページや画像のリンク切れが発生したり、不具合で表示されなかったり、CMSで実装している機能やプラグインに問題が生じるなど、様々な不具合がでる場合があります。
インターネットやレンタルサーバーの通信障害が起きて、ホームページ自体が閲覧できなくなるトラブルも起こり得るかもしれません。上記のような不具合やトラブルは、突然起こるため、ホームページを定期的に監視して、迅速に対応できるようにしておく必要があります。
4.テキストの修正や画像の変更
テキストの修正や画像の変更など、コンテンツの更新作業もホームページの保守管理で大切な業務内容です。例えば定休日が水曜日に変わったのに、サイト上では火曜日のままでは、店舗にまだ来たことのないユーザーが水曜日に来店してしまう恐れがあります。
コンテンツを定期的に最新の情報に更新したり、ユーザーファーストを意識した中身にしたり、ブラッシュアップすることで、検索エンジンの評価やPV数のアップも期待できます。
5.CMSやプラグインのバージョンアップ
WordPressなどのCMSやプラグインのバージョンアップは、セキュリティ対策の一環として定期的に行う必要があります。また、インターネット利用ができるデバイスや「Microsoft Edge」、「Google Chrome」、「Safari」などのブラウザも、セキュリティ強化のためには、常に最新の状態にバージョンアップしていることが望ましいです。
WordPressプラグインの更新で実施していることについては、別記事「WordPressプラグインは更新するべきか?」でも紹介していますので、参考にしてください。
6.セキュリティ対策
インターネット上にホームページを公開した瞬間から、不特定多数のユーザーからのアクセスが可能になります。悪意のある者やネット犯罪者からの攻撃や、コンピュータウイルスの被害を受ける恐れもあるでしょう。
WordPressなどのCMSを使用するなら、セキュリティ強化ができるプラグインを導入したり、ログイン画面に2段階認証を取り入れたりするなど、厳重なセキュリティ対策を行うことが大切です。
WordPressのセキュリティ性能については、別記事「WordPressのセキュリティは弱い?初心者でもできる有効な5つの対策」でも紹介していますので、参考にしてください。
7.データやファイルの管理とバックアップ
ホームページ制作では、テキストや画像、装飾などで色々なデータやファイルが使われます。Webサイト公開後も定期的に修正や、更新作業で必要になるのでデータやファイルは、適切な管理とバックアップが求められます。
ホームページは保守管理以外に運用も重要

ホームページを公開後は、定期的なメンテナンスや保守管理作業を行うだけでは、自社ブランドの認知度や売上の向上は難しいでしょう。インターネット上では、常に競合他社のWebサイトと一緒に検索順位を競い合っています。
SEO対策の実施や、ユーザーファーストのコンテンツ制作を意識して、競合優位性の確立を目指すことが求められます。自社ブランドの認知度や売上の向上を図るためには、定期的に検索順位を確認したり、ユーザビリティを高めてCV数やPV数を伸ばす工夫をしたりなど、保守管理以外に運用も重要です。
まとめ
ホームページを公開している企業は、アクセスするユーザーや顧客からの信用・安全を守るために、保守管理を定期的に行うことが大切です。
ホームページの保守管理では次の7つの業務内容を実施しています。
- ドメインやサーバーの更新
- SSL証明書の更新
- 不具合やトラブルの対応
- テキストの修正や画像の変更
- CMSやプラグインのバージョンアップ
- セキュリティ対策
- データやファイルの管理とバックアップ
ホームページの保守管理は専門的なノウハウやスキルをもった人材がいれば自社でも対応できますが、業務の負担が大きくなること、専任者が退職する可能性もあるため、費用は掛かりますが、専門会社に依頼するのが安心安全でおすすめです。